競技規則
- 第16条
- プレーの継続、不品行な振舞い、罰則
- 第1項
- プレーは最初のサービスからマッチ(試合)が終わるまで継続されなけれはならない。ただし、本条第2項、第3項で認める場合を除く。
- 第2項
- インターバル
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- すべてのゲーム中に、一方のサイドが11点になったとき、60秒を超えないインターバルを認める。
- 第1ゲームと第2ゲームの間、第2ゲームと第3ゲームの間に120秒を超えないインターバルを認める。{テレビ放映のマッチ(試合)では競技役員長(レフェリー)がマッチ(試合)の前に、本条第2項のようなインターバルが必要か、またその時間についての指示を出す}
- 第3項
- プレーの中断
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- プレーヤーの責任でない状況によって必要とされるならば、主審は必要と思われる間、プレーを中断することができる。
- 特別な状況下では、競技役員長(レフェリー)が主審にプレーを中断するよう指示することがある。
- プレーを中断した場合、そこまでのスコアはそのまま有効となり、プレーを再開するときは、その点数から始める。
- 第4項
- プレーの遅延
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- プレーヤーはどんなことがあっても、体力や息切れを回復できるように、または、アドバイスを受けるためにプレーを遅らせてはならない。
- 主審はいかなるプレーの遅延についても、それを判断・処置する唯一の決定者である。
- 第5項
- アドバイスとコートを離れることに関して
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- シャトルがインプレーでない(第15条参照)ときに限り、プレーヤーはマッチ(試合)中にアドバイスを受けることができる。
- プレーヤーは本条第2項のインターバルを除き、マッチ(試合)中、主審の許可なしにコートを離れてはならない。
- 第6項
- プレーヤーは次の行為をしてはならない。
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- プレーを故意に遅らせたり中断したりすること
- シャトルのスピードや飛び方を変えるために、故意にシャトルに手を加えたり破損したりすること
- 見苦しい服装でプレーをしたり、審判員や観客に対して横柄な振舞いをしたりするような、下品で無礼な態度、言動
- ラケットや身体でネットなどのコート施設を叩くとか、耳障りな掛け声や叫び声を発するなど、競技規則を越えた不品行または不快な行動
- 第7項
- 違反に対する処置
- 本条第4項1. 、第5項2. 、第6項のいかなる違反に対しても、主審は、次の処置をとる。
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- 違反したサイドに警告をする。
- 一度警告を受けた後、再び違反した場合は、そのサイド をフォルトにする。一つのサイドによる警告後の同種の違反行為によるフォルトは執拗な違反と見なされる。
- 目に余る不品行な振舞い、執拗な違反、あるいは本条第2項の違反には、その違反したサイドをフォルトとし、直ちに競技役員長(レフェリー)に報告する。競技役員長(レフェリー)は違反したサイドをそのマッチ(試合)から失格させることができる。
この部分は規則だからと言うより、マナーとしてもスポーツマンとして常識の範囲でわきまえていただきたい部分です。間違えやすい部分のみ補足しておきます。
ゲーム間のインターバルは、すべて120秒を超えないものです。昔のクセで、第3ゲーム(ファイナルゲーム)前のインターバルを長く取るケースをたまに見かけます。120秒以内ですので間違えないようにしてください。
汗拭きやドリンクは主審の許可が必要です。
シャトルの交換についても、双方に不公平がないように、主審の許可を得てから交換します。
試合途中の足の痙攣(足がつる状態)は、病気ではありません。タイムは認められません。回復するまで待ってあげると、それは体力回復を助けている行為です。そこまで攻め込んだほうの選手にとっては不公平となります。ゲームを続行できなければスムーズに棄権の処置をとります。
その他、不品行な振る舞いについては、競技規則上すべて網羅することは不可能です。紳士的かつスポーツマンとしての自覚のもとプレーしていただきたいものです。